ITとかCockatielとか

技術のこととか。飼鳥(オカメインコ)のこととか。気になったこととか。基本的には備忘録。

高齢者の見え方

見え方の変化

  • 加齢により生理機能(感覚機能と平衡機能)は低下する。
  • 特に、明暗の順応については、20-24歳を基準(100)とした場合、55-59歳では35程度にもなる。
  • 視機能の変化
    • 焦点調整機能の低下(瞳孔径縮小)
    • 水晶体:硬化(弾力性の低下)、透過率の低下
      ⇒ この変化が最も見え方に影響する。
    • 網膜:感度低下
    • 視神経:減少
  • 生じる変化
    • 視力低下
    • 老眼
    • 色を見分ける感度の低下
    • まぶしさ(グレア)を感じる

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目 - Wikipedia

水晶体の加齢変化

  • 透過率の変化
    • 混濁、黄変する。
    • 黄変により、短波長(青系)の透過率が低下する。
  • 弾力性の変化
    • 弾力性は低下する。
    • 焦点合わせが円滑に行えなくなる(老眼)。40歳から徐々に低下し、60歳以上で顕著になる。
    • 動体視力は40歳から顕著に低下する。

瞳孔径の加齢変化

  • 瞳孔径の拡大縮小の幅が小さくなる。
  • 特に暗い環境では見えづらくなる。(瞳孔径が拡がりずらい)

順応時間

  • 水晶体と瞳孔径の変化により、光量が少なくなる。
  • 20歳に対し、50歳で50%、60歳で66%も減少する。
  • 高齢者は急激な明暗に対応できない。

見え方の特長

  • 色の弁別機能(見分ける機能)が低下する。
    • 20代半ばが最も優れ、その後徐々に低下するが、個人差が大きい。
    • 低下は「赤紫系」、「青緑系」が著しい。
  • まぶしさ(グレア)が増加する。
    • 水晶体、角膜、硝子体の混濁・変性による。
  • コントラストが低下する。
    • 高いコントラストが必要になる一方、まぶしさを覚えることには注意を要する。
    • 一般的に明るいほど高い視力を得られるが、高齢者は一概にそうではない。

眼疾患

1.老人性白内障

  • 発症率
    • 60歳代:60~70%
    • 70歳代:90%
    • 80歳代:100%近く
  • 見え方
    • 霧視:霧がかかったように見える。
    • 明暗を感じるのみとなる。(成熟白内障
    • 光が散乱することでまぶしさを感じる。

2.緑内障

  • 発症率
    • 40歳以上で3.5%
  • 見え方
    • 視野欠損:部分的に視野が欠ける。
    • 視野狭窄:全体的に視野が狭くなる。
    • 霧視
    • 視力低下

3.加齢黄斑変性

わかりにくい事例

高齢者・ロービジョンへの配慮

  • 照明:明るさや位置を適切にする。
  • 表示:大きさ、背景とのコントラストを適切にする。
  • 文字:使用状況に適した書体、配置、太さとする。
  • 色分け:頼りすぎない。形や質感の違いなども用いる。
  • 視覚情報:視覚だけでなく、聴覚や触覚なども活用する。
  • 段差・危険な場所:床面に色付きの標識を置く。
  • 階段・ホーム・横断歩道:触覚式床標識を置く。