色と光の関係
- 色とは、色名により表される視覚的属性のひとつ。物理的に存在するものではない。
- 色は、「光」と「物体」と「人」の三者により作られる視覚世界である。
- 光は電磁波の一種であり、波長の長さにより色の見え方が変わる。
- 可視光の波長は 380nm ~ 780nm 。
- 波長は長い方から、赤・橙(だいだい)・黄・緑・青・青紫へと変化する。
長波長→中波長→短波長 - 図(短波→長波)
画像引用
色を見るしくみ
- 受光
- 光の経路:黒目(光彩) → 瞳孔 → 水晶体 → 網膜
- 視細胞
- 錐体:明るい場所ではたらく。
- L錐体:長波長(赤)を主に感じる。
- M錐体:中波長(緑)を主に感じる。
- S錐体:短波長(青)を主に感じる。
- 杆体:かんたい、暗い場所ではたらく。
- 錐体:明るい場所ではたらく。
- 反対色への分類
- 3種の錐体から出力された信号(LMS情報)が脳に送られる。
- LMS情報は、脳までの過程で2対の反対色に分類される。
- 反対色:赤⇔緑、黄⇔青、(明るさの分類もある:白⇔黒)
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E8%89%B2%E8%A6%9A
- 色の分析と統合
- 脳に到達した信号から色相、明度、彩度を判断したのち、最終的な色の系統の判断を行う。
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E8%89%B2%E8%A6%9A - 色の系統の基本色は11種
- 赤、黄、緑、青、白、黒、ピンク、オレンジ、茶、紫、灰
- 脳に到達した信号から色相、明度、彩度を判断したのち、最終的な色の系統の判断を行う。
色が見えるまでの流れ
- 光が物体にあたると、反射する波長と吸収される波長がある。
- 反射した光が目に到達し、色の判断がなされる。
- 光のルートによる分類
- 表面色(物体色):物体に反射した光による色
- 透過色:物体を透過した光による色(ex.ステンドグラス)
- 光源色:光を発する物体の色(ex.太陽)