色覚特性(色盲、色弱)について
色覚特性とは
- かつては「色盲」「色弱」と呼ばれていたもの。
- 目の特性のひとつで、色を識別する錐体細胞が色の認識・識別が多数派と違うタイプであることを言う。
- 世界的にはおよそ2億5000万人の色覚特性を持つ者が存在するといわれている。
日本における色覚特性者の割合
- 日本人の場合、日本人男性の5パーセント、女性の0.2パーセントといわれている。
- 日本国内では300万人以上が該当する。
先天性と後天性
- 遺伝的なものは先天性であり、自覚は難しい。
- 後天性のものは眼疾患等によるものであり、変化があるため自覚できる。
色覚異常の種類
- 色を検知する眼の細胞は3種類ある。(青、赤、緑)
- 1種類しか検知できない場合は「全色盲」といわれる。
- 2種類が検知できる場合は「色盲」といわれる。
- 3種類検知できるが、うち1種類が弱い場合に「色弱」といわれる。
パターンとしては以下が考えられる。(素人作成です)
パターン 赤 緑 青 備考 全色盲① ○ × × 全色盲② × ○ × 全色盲③ × × ○ 色盲(2色覚)① × ○ ○ 1(P:Protanope)型2色覚
赤色を感じる「L 錐体」が正常に機能しない
先天性色覚障がいの約25%を占める色盲(2色覚)② ○ × ○ 2(D:Deuteranope)型2色覚
緑色を感じる「M 錐体」が正常に機能しない
先天性色覚障がいの約75%を占める色盲(2色覚)③ ○ ○ × 3(T:Trianope)型2色覚
青色を感じる「S 錐体」が正常に機能しない
百年で数人しか見つかっていないほど稀色弱(異常3色覚)① △ ○ ○ 1型3色覚 色弱(異常3色覚)② ○ △ ○ 2型3色覚 色弱(異常3色覚)③ ○ ○ △ 3型3色覚
参考
色覚特性について|メガネスーパー 眼鏡(めがね、メガネ),コンタクト,サングラス,補聴器販売
6.色覚異常は遺伝なの? | 色覚異常といわれたら | 目についての健康情報 | 公益社団法人 日本眼科医会
色覚障がいのタイプ | 「色覚障がい」とは | カラーユニバーサルデザイン | SUSTAINABILITY | TOYO INK 1050+