はじめに
AWSを触り始めてみた。 アカウント登録から10分間チュートリアルをいくつか試してみたときのメモを残す。
アカウント登録
- 氏名、住所、連絡先
- クレジットカード情報
- SMSまたは電話認証
よくある通常のアカウント登録に加え、住所詳細や支払情報(クレカ登録)が必須となっている。また、SMS or 電話認証も必要で、IBM Cloudと比べると手間なように感じる。
何よりも、クレカ登録することで想定外の利用料が発生する可能性がある、という点はイマイチ(それも狙いのひとつなのだろうが)。
クレジットコードの登録方法
支払通貨について
- デフォルトはUSDで、日本円に変更可能。
- 変更はマイアカウントから行う。
- USDの場合はクレジットカード会社の為替レートが適用され、一般的にコスト高のため、日本円に切り替えておいた方が無難。
- 但し、必ずしもすべての利用料が日本円になるわけではない点、認識しておく必要あり。
参考
https://qiita.com/takachan/items/5d56b2ada63b896628bb https://www.publickey1.jp/blog/15/amazonvisamastercard.html
10分間チュートリアル
- 無料枠、有料枠利用など、10分程度で実行できるチュートリアルがある。
- TOP > 学習 > AWSの開始方法 > 10分間チュートリアル からメニューが確認できる。
- いくつか試してみたので、ポイントを書いておく。
その1:AWSコストの管理
- https://aws.amazon.com/jp/getting-started/tutorials/control-your-costs-free-tier-budgets/
- AWSは有料サービスが含まれるためコスト管理が必要。
- モニタリングには 「AWS Budgets」 を使う。
- 無料サービスには「無制限」と「12か月間」(初期登録者用)、「トライアル」(指定の期間無料)がある。
- 有料サービスの利用状況はは、アカウントの「マイ請求ダッシュボード」から確認できる。
AWS Budgets
- 設定した予算を超過するとアラートを出すサービス。
- アカウントごとに月間総コスト予算を作成するとよい。
無料利用枠のEメールアラートの設定
- マイ請求ダッシュボード > 設定:Billingの設定 > 無料利用枠の使用のアラートの受信 にチェック。
- 通常は85%の利用でアラートが出る。
AWS Budgetsのアラートの作り方
- マイ請求ダッシュボード > ホーム:Budgets > Create a Budget でアラート作成。
- コストで計測する場合はコスト予算を選択して進める。
所感
有料サービスはモニタリングが面倒だが、アラート設定は必須!
(でも正しく設定できているのか不安になりがち・・・)
その2:サーバーレスアプリケーションを構築する
https://aws.amazon.com/jp/getting-started/tutorials/build-serverless-app-codestar-cloud9
サーバーレスアプリケーションを作る 「AWS Lambda」ベースの新しい Node.js サーバーレスウェブアプリケーションを構築する。 ソース管理には 「AWS CodeCommit」 、リリースプロセスの自動化には 「AWS CodePipeline」 を使用する。
AWS CodeStar
継続的デリバリーのツールチェーンで、全体を数分でセットアップできる。
AWS で迅速にアプリケーションを開発、構築、デプロイできるようにするソフトウェア開発ツールである。
CodeCommit、CodePipelineが含まれる。
AWS Cloud9
JavaScript、Python、PHP などのツールを内包しているのですぐ使えるのがよい。
所感
手順通りにやれば、アプリ構築は非常に簡単だと感じる。
サーバレスをちょっと試してみたいという時には良いサービスだが、git操作が少々面倒。
その3:Docker コンテナのデプロイ
Amazon ECS(Elastic Container Service)
Docker アプリケーションをスケーラブルなクラスターで実行できるサービス。
タスク定義
アプリケーションの設計図のようなもの。以下の事項をECSに知らせる。
- 使用する Dockerイメージ
- タスクで使用するコンテナ数
- 各コンテナへのリソース割り当て
所感
説明と実際の画面が違うところがあり、わかりづらいところがあった。
また、有償/無償の線引きがわかりづらいと感じる。(IBM Cloudの場合は、サービス立ち上げ時に無料メニューを選択するようになっているため安心して使える)
その4:ファイルの保存と取得
Amazon S3(Simple Storage Solution)
ユーザのデータ (オブジェクトと呼ぶ) を大規模に保存できるようにするサービス。
所管
サービス作ってアップロードしてダウンロードしてパケット削除して・・・と、やっていることは簡単。
しかし、最初にコンソール開いたとき、身に覚えのないパケットが既に3つあった。
どうやら、ここまでのチュートリアルで自動的に作られていたようだ。
全体所感
UIは少々扱いづらく、慣れが必要だと感じる。
ある程度前提知識をもって使い始めるべきだが、そもそも触らないとわからないというジレンマ。(どのクラウドサービスでも同じだが)
コツコツやるしかない、と改めて感じた。